Dr.Yoshi Blog
2011年11月 9日 水曜日
大腸がんとビタミンD
ビタミンDというと骨粗鬆症など骨の病気との関連が言われることが多いが、今回は大腸がんとの関連についての報告です。Reuter's Newsによると10000人を越える人を対象の18の研究でビタミンDの血中濃度が最も高い人の大腸がんのリスクは、最も低い人に比べ33%も低いという(J Clin Oncol2011.8.27on line版)。さらにサプリや食物でのビタミンD摂取量が最も多い人は、最も少ない人に比べ12%リスクが低かったという。御承知のようにビタミンDは脂溶性ビタミンで、サプリによる大量服用は中毒症状を起こすので注意が必要だが、適度の摂取は骨の強化や大腸がん予防に有効という今回の報告。マグロやカツオにビタミンDは多く含まれるのでこれらの食材を積極的に摂りましょう。
投稿者 MIWA内科胃腸科CLINIC