Dr.Yoshi Blog
2012年2月28日 火曜日
寝不足で糖尿病!
忙しい現代人にとって寝不足はあたりまえのよう。しかしこの寝不足が糖尿病を発症するという報告がMedical Tribune2012年2月23日号に報告されていました。北海道大学公衆衛生の喜多氏らは35-55歳の3959人を2003年から2007年まで調査。そのうち糖尿病の家族歴がなく1日の睡眠時間が5時間以下の人は、7時間以上の人に比べて発症のリスクが5倍以上になるという。そのなかで夜間覚醒の自覚があったり、睡眠不足感のある人、あるいは睡眠の質に対する不満のある人は、糖尿病発症リスクが高まるとのこと。糖尿病の家族歴のある人にはその傾向はなかったという。喜多氏は原因として、短い睡眠が食欲を増す可能性、あるいは睡眠時間が交感神経系に影響する可能性を指摘しています。糖尿病患者は大腸がんをはじめがんの合併も多いことが知られています。がんの予防の観点からもしっかり運動、しっかり睡眠は大切ですね。
投稿者 MIWA内科胃腸科CLINIC | 記事URL